中学部課題図書の紹介

アチーブ進学会夏期講習2024(中学部)


の読書作文講座で取り組む課題図書が決まりましたのでお知らせいたします。



青春ノ帝国



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石川 宏千花 著 あすなろ書房



本の内容



中学校の教師をしている関口佐紀に、ある日1本の電話がかかってきた。電話の相手は、奈良比佐弥。叔父の久和寿が亡くなったと言う。23年ぶりに聞くその声が、佐紀をあの日へと引き戻した。自己嫌悪で窒息しそうになっていた14歳の夏の日に——。

坂の上の古ぼけた一軒家に「科学と実験の塾」はあった。塾長の久和先生、助手の百瀬さん、同級生の奈良くん、そして佐紀。青春という名の帝国で戦った同志たちとの、夏の日の物語。

著者紹介


石川 宏千花(いしかわ ひろちか)


女子美術大学芸術学部卒業。テレビ番組の美術製作業などを経て執筆活動に入る。2007年、『ユリエルとグレン』で第48回講談社児童文学新人賞佳作を受賞。2010年、同作で日本児童文学者協会新人賞を受賞[1][2]。2021年、『拝啓パンクスノットデッドさま』で第61回日本児童文学者協会賞を受賞。  引用元:ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典

生まれかわるヒロシマの折り鶴



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佐藤 真澄 著 汐文社



本の内容



世界で最初の戦争による被爆地・広島には、幼い頃に被爆したことが原因で病気になった少女の死をきっかけに、いつの頃からか、たくさんの折り鶴が捧げられるようになりました。あのような惨たらしいことが二度と起きませんように―。地球上から戦争がなくなりますように―。世界中の人たちが祈りや願いを込めて折った鶴は、「平和のシンボル」として広島に集まるようになったのです。広島市では、その扱いをめぐって意見が分かれたこともあり、折り鶴は“不遇”な時代を経験することにもなりました。しかし今、折り鶴は「折った人の思いを伝える、広げる」という新たな使命を与えられ、形を変えて、広島の地から世界へと羽ばたいています。

著者紹介


佐藤 真澄(さとう ますみ)


佐藤真澄[サトウマスミ]
広島県福山市出身。ノンフィクション作家、ライター。主な児童書執筆作に『ヒロシマをのこす 平和記念資料館をつくった人・長岡省吾』(令和2年度児童福祉文化賞)『ボニンアイランドの夏:ふたつの国の間でゆれた小笠原』(第46回緑陰図書)『小惑星探査機「はやぶさ」宇宙の旅』(第44回緑陰図書、以上汐文社)などがある。また、ベストセラーになった『世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉』(双葉社)など佐藤美由紀名義で一般書の著書がある。児童書、一般書ともに「ヒロシマ」をひとつの大切なテーマとして執筆活動を続けている

人間になりたかった犬



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今西 乃子 著  新日本出版社



本の内容


「犬童神社」の宮司・犬養尊が人間に生まれ変わったのは50年前。白い犬ならどんな犬でも人間に生まれ変われるわけではなく、「人間を救った犬」でなければ、生まれ変われない。神社で飼われている犬・シロが、ため息をつきながら、尊に聞いた。「お師匠さんは一体、人間のためにどんないいことをしてやったんです?」

著者紹介



1965年大阪生まれ。(公財)日本動物愛護協会常任理事。『国境をこえた子どもたち』(あかね書房)で産経児童出版文化賞推薦、『ドッグ・シェルター』(金の星社)で日本児童文学者協会賞受賞

物語を鮮やかに感じ取る力を育んで


すてきな感想文を仕上げていきましょう!



(しらい としき)