算数・数学文章題の解き方ー図表の働き
文章題を効率的に解けるようにするには
どうすればよいか?
文章題に悩んでいるのは日本の子どもたちだけではありません。
世界中の研究者がそのテーマに注目しています。
???
そんな謎を解明するためにアチーブでは研究を続けています。
そして最近の研究論文が
日本教育工学会(JSET: Japan Society for Educational Technology)の学会誌に掲載されました。
アチーブのみんなが実験に参加してくれたので日本語で書きました。
【題名】
関数的な文章題の解法構造と図表の領域固有性の適合性教授の効果
The Effect of Instruction on the Domain Specificity of Diagrams Based on the Functional Solution Structure of Mathematics Word Problems
【あらすじ】
文章題解決において図表は有効とされるが,適切な図表を構築したにもかかわらず,生徒は問題解決に必ずしも成功しない.
主な理由は,
図表の領域固有性(認知メカニズムが特定のタイプの情報処理に特化する特性)と 文章題の解法構造との適合性に関する知識が不足しているから
だと考えられる.
本研究は,その適合性に関する知識が解決を促す要因となるかどうかを確かめるために,表教授群とグラフ教授群(参加者40名;15.0 ± 3.1才)に,どちらかの領域固有性が適合すると想定した 関数的解法構造をもつ文章題 を解答させて,教授効果を検証した.
紙ベースの学会論文誌には来年2月ごろに掲載されます。
みんなの学習にお役に立てられるようにこれからも頑張りますので、引き続きをご支援をどうぞよろしくお願いいたします。。
くわしくは
(はなき のりこ)