新型コロナ変異株の拡大をどう防ぐか

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岐阜県ではデルタ株を中心に感染者数が急拡大し、8月27日から9月12日の間

緊急事態措置区域指定



といっても

目新しい対策はみられず、「人流」という新しい言葉が作られて感染拡大の犯人として祭り上げられている

率直に、魔女狩りではないかと思う

むしろ
私たちが焦点を当てなければならないのは

これまでちゃんと感染予防してきた(つもり)なのになぜ拡大してしまうのか


という問題ではないか

おそらく 盲点 があるはずなので、最近わかってきた真実らしい事実に基づいて感染拡大予防の方策を考える


1.十分な換気



岐阜市・羽島市近隣の塾では感染者がちらほら発生していた。
しかし変異株の影響で最近は 塾クラスターに発展する事例 が増えている

千葉県西船橋の大手塾
99名(職員は全員)(8.10時点)

浜松市南区の大手塾 ※非公表
59名(職員含む)(8.17時点)

各務原市蘇原の地元大手塾 ※非公表
25名(職員含む)(8.28時点)

岐阜市加納の大手塾
15名(職員含む)(9.1時点)

などなど

校舎の特徴はそれぞれ
・コンビニテナント型校舎
玄関以外は大きなガラスで窓がない
・CIアピール型校舎
どの校舎も似たつくりでブランディング(CI)。開放しにくい窓がメインで開放できる窓にはポスターが年中貼られて閉められたまま(「満席まであと1名!」「上位5校〇名合格」みたいな、ずっと変わらないポップ広告)
・ショーウィンドウ型校舎
大きなガラスで建物が囲まれ、外から中の教室が見えるようなつくりにしている校舎。人間動物園型。

これらの校舎では外観を明るくするために、壁のかわりにガラスが使われていたり、イメージアップすることを目的とした壁や窓に覆われていたりして、換気のために開放しずらい建物の構造になっているのが共通点

つまり
密閉状態なので感染拡大しやすい構造ということ
最近の建物は密閉性を高めるように作られているからなおさらだ。

これらのクラスター事例から、十分な換気こそが感染予防の必要条件 といえそうだ

マスクをしていても密閉されていたら、遅かれ早かれ、ウィルスを吸い込むことになるからだ


2.気づきにくい感染力ピーク



かねてから
新型コロナ感染症は、ウイルス排出量のピークが早い(発症後2日) と報告されていたが、変異株(デルタ)は非変異株の300倍以上 というショッキングな分析結果が最近、報告された(韓国中央防疫対策本部検査分析チーム)。

つまり
症状を見分けにくい発症初期の感染力がすごいということ

だから
感染した人は、いつ、どこでうつったのかがわかりにくい

変異株の感染者数を押し上げているのは
家庭内感染

気づいたときにはすでにウィルス排出量がほぼピークに達しており、症状が出てから隔離しても手遅れとなることが多い

ではどうすればよいのか



予防策


目の前の人が感染していると疑え
ほとんど症状がない人がウィルスを排出している可能性がある
無症状の人でも感染している人はウィルスを出す
行動履歴がわからない「ふだん会わない人」には特に注意する

人混みへはいくな
飲食店などマスクをしていない人が話しているところへはなるべくいかない
電車、バス、ショッピングセンターなどに行く必要があるときは
時間をできるだけ短くするか、時間をずらして混雑を避ける

密閉を避けろ
密閉空間に15分以上いない(コンビニなど窓が開放されていない空間)
家の中もひんぱんに換気(=有力な感染場所)
空調メーカーは換気性能アップをアピールしているが、開けっ放しには遠く及ばない
密閉はクラスターの要因

ひんぱんな手洗い・消毒
使った場所は消毒
何かに触ったら手洗い
「まあ、いっか」が命取り


拡大防止策


ひょっとすると自分がかかっていて知らず知らずのうちにだれかにうつしてしまっている…
うまくコントロールできないのが 感染爆発 の原因だろう


ではどうすればよいか



初期症状に敏感に!
・37.5℃以上の発熱
・鼻水
・せき
・息苦しさ
・のどの痛み
・たん
・味覚や嗅覚の異常
・体のだるさ
・下痢
・感染者と濃厚接触

これらがあったらとりあえず、人とは会わず安静に


37.5℃の熱って?
あくまでも、体温の平均値(日本人36.9±0.3℃)よりもすこし高い状態(微熱)の基準
わかりやすくいえば、37.5℃=体温偏差値70

個人差もあるし、1日のリズムによっても変わる

でも
体温がいつもより0.5℃高かったら、発熱を疑って安静にしたほうがよい

もし、感染による発熱なら、すでにピークに近いウィルスをせっせと排出している可能性がある

つまり
症状が出かかっているかも?
発熱しかかっているかも?
そう感じたら
外出せずに安静にする

というのがベスト

参考


知っておきたい体温の話

濃厚接触者とは?

感染者等発生時の対応




3.感染していると思って対策を!



数年前、ほぼ明らかなインフルエンザの症状を覚えたので近くの病院で検査してもらうと、陰性(=かかってない)の判定

「そんなはずはないからやり直してほしい」

とお願いすると

「1回しか検査できないんですよ」

とあっけなく却下

なんとなく事務的で大丈夫?という印象を受けたが、よく考えれば納得がいく

もともと
簡易検査キットの感度はそんな程度で高いとはいえない

そもそも
陽性でも陰性を示す割合が高くなるように作られている
陰性を陽性と判断する割合が高いと絞り込めないのでむしろ不都合

症状が出てから数日過ぎたタイミングだったので、ウィルスも抗原もすでに検出されにくくなっていた可能性もある

新型コロナも同じで、確定されるのは一部にすぎない
感染していても陰性判定されてウィルス排出している感染者はたくさんいる可能性がある

マスコミは検査やワクチンの効用を絶対視するかのようになにかと騒いでいるが、何時間もかかるPCR検査でさえ 感度は9割超程度
また、ワクチン接種すればもう感染しない、とは、製薬会社はいってない
だから、1回目は陰性だったけど2回目は陽性になったとか、ワクチン打ったのにかかったとかは、あるある、ということ

元気に見える人だってウィルスを排出している(発症なし)、症状がはっきりした段階ではウィルスの大半がすでに排出されたあとだった、ということは十分ありうることである

ウィルスの巧妙な進化

といってしまえば身もふたもないが、感染特定がむずかしいからこそ、私たちはさらに用心して対策する必要がある

だから
自分の症状を慎重にモニタリングして、もし疑いがあるときは、いかにして他の人を危険にさらさないようにするか を考えて行動することが大切

どんなクラスターもたった1人が持ってきたウィルスが始まりだ


岐阜市柳津の
しあわせ志向やる気創造型
の塾の事例



中国武漢の報道に日本が浮足立っていた時から感染症の歴史を踏まえれば 決して対岸の火事ではない と一致団結
気持ちをひきしめて 全員マスク・手洗い を徹底してきた

寒空の冬も炎天の夏も、窓を全開にして換気を徹底した
カナブンやちょうちょう、小鳥が侵入してくることもある

教室を移動をするたびに使った机やいすは
消毒シュッシュ

世の中が品不足のときも保護者のみなさんの温かいご支援で、僕たちはいつも 潤沢な武器で戦う ことができた

あと数か月辛抱すれば、みんながワクチン接種を完了できるだろう

最近分かってきた新しい感染予防知識を活かしながらも初心を決して忘れることなく、パーフェクトゲームを成し遂げていこう!


拡大予防のためのポイント



その1.換気


その2.目の前の人がウィルスを出していると疑え 発症したときは感染力≒MAX!


その3.慎重な感染モニタリングが大切




(あやべひろあき)

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