令和2年度
全体講評
3題構成から2問構成に変更。政治関連は出題なし。
今年度から新学習指導要領が全面施行ですので6年生は「政治分野」が先習となりましたが、コロナによる3か月間の休校期間もあったからか、古代・中世を中心に出題されたように感じました。
大問1 歴史
ひみこの「み」は、やよいの「や」!
例年とほぼ同じ形式。合宿で「アチーブ年表」をマスターした子にはかんたんだったかもしれません。
いずれにしても、得点源になったと思います。
大問2 地理
東北地方
最上川がつくる山形県の地形を問いながら、農業(5年)、伝統工芸品(4年)などの産業の知識を問う問題。設問そのものは小学校教科書レベルで十分答えられる問題でした。アチーブの地理はかせや合宿で「山川平盆」をマスターした子にはかんたんだったかもしれません。ただし、特定の県の地形をくわしく問う問題はオープン模試開始以来初めて。マクドナルドができたのが社会主義国よりも遅かった県の地形を問うのは高校地理レベルといえるかもしれません。
過去に〔大問3〕で扱われていた資料問題が大問2に組み込まれました(「三世代世帯の割合」)。これも想定よりかんたんで、大丈夫だったと思います。
対策
「今年の社会はむずかしくなる」という予想でしたが、うちの子たちにとっては平年よりもかんたんだった印象を受けました。
地理は出題範囲がしぼられていたので表面的な学習をしている子にはむずかしく感じたかもしれませんが、考えさせる問題がほとんどないことから、ある程度は得点できそうです。内容は小学校教科書レベルから中学基礎程度。
漢字指定がふえています。ふだんから漢字で答えるようにしましょう(ひらがなはペケにしたほうがいいね!)。
(あやべひろあき)