平成28(2016)年度
岐阜県公立高校入試
倍率
平成28(2016)年度岐阜県公立高校第一次選抜入試の
出願者数と出願倍率(変更後)を
平成28年3月2日時点の情報をもとにした
《最終倍率》です。
情報に際してはご自身でもご確認ください。
《出願者数(変更後)》
[高校名] [倍率(昨年比)] [出願/定員]
岐 阜 1.23 (+0.16) 441/360
岐 阜 北 1.14 (+0.03) 411/360
長 良 1.10 (+0.03) 439/400
岐山(普) 1.29 (+0.12) 362/280
岐山(理) 1.00 (+0.25) 63 / 80
加 納 1.20 (-0.02) 384/320
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羽 島 北 1.03 (+0.07) 328/320
岐 阜 総 合 1.12 (+0.13) 324/280
各務原(普) 1.14 (+0.11) 274/240
各 務 原 西 1.21 (+0.08) 338/280
本 巣 松 陽 1.03 (-0.02) 247/240
羽 島 1.04 (+0.03) 207/200
【アドバイス】
岐阜学区普通科上位5校の倍率は1.17倍(+0.08)
大学進学率の高まりを背景に【普通科上位校志向】が高まっています。
【岐 阜】定員減に対する感度は鈍く予想よりも調整が進みませんでした。
【岐阜北】昨年度よりも受験者を増やしています。
【加 納】ほぼ予想通り。
【岐 山】例年よりも人気ですが、調整が進み、「理数」も出願者が減ったため一服感があります。
【長 良】変更調整の流れが起き、順当な倍率になりました。
【羽島北】は定員割れを回避しました。
【岐阜総合】は志願者を増やし【各務原西】は定員減がほぼ調整されました。
【各務原(普)】は理数・英語との帳尻を考えると今年も穴場といえるでしょう。
【岐 阜】の定員減に対する感度を鈍らせたのは、他の高校と比べたときの目に見える《進学実績の差》と私立高校の《特待生戦略》がインセンティブとなったと考えられます。【岐阜北】は様子見のまま微増。【加 納】【岐 山】は【長 良】【各務原西】【羽島北】【本巣松陽】【各務原】への調整がうまく進んだ展開となり、ほとんどの高校で二次募集は行われないことになりました。
上位高校ではおおむね《6人中1人が不合格》になり公立高校入試としては狭き門といえます。これは大学進学を前提にした進路選択の結果と受け止められますが、不毛な序列化は回避される必要があるでしょう。そのためには、大学進学を目論む普通科高校は、どの高校からでも、東大、京大、名大、早慶などに進学できる環境としくみ、そのための入学試験の工夫が望まれます。
また、私立高校も特待生制度のバリエーションを増やして安心して上位公立高にチャレンジできるしくみを充実させることが今後の優秀な生徒獲得のカギになると思います。「何が何でも公立高校」という時代は終わりつつあると感じられるからです。
いずれにしても、賽(さい)は投げられました。
ここからは他の受験生との競争です。受験生にとっては肉体的にも精神的にもつらい時期だとは思いますが、いままでやってきたことをしっかりと整理して、本番で最大限の力を発揮できるようにモニタリングとコントロールに取り組んでください。合格を手にするまであきらめず、素直な心で前向きに取り組むことが、勝利へのカギとなるでしょう。
キミの健闘をお祈りしています。
迷っているキミ 不安なアナタ
当たるも八卦、当たらぬも八卦
受験校選びにお役に立てますように願っております。
中3生のみなさん、身体に気をつけてがんばってください!
勝利への秘訣は、「素直な心」と「辛抱強さ」です。
綾部 宏明 (あやべひろあき)