入試説明会で県内の某私立高校の副校長が
埼玉県でクローズアップされた
塾の先生が介する私立高校の事前合格確約問題に触れた。
埼玉の外部模試(岐阜新聞テストのような模試)の成績によって
受験前に合格の確約を出してしまうもので
公立高校の勢力が強い県ではめずらしくはない。
(参考)
「埼玉県私立高校確約制度を知りませんでした。」 【YAHOO!知恵袋】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11116505416
「確約制度って?(保護者向け)」 【愛言葉は“Neo School”】さん
http://mrsusan.exblog.jp/18722351
埼玉の例では塾がマスコミにつるしあげをくらったということで
我々を擁護してくれる発言だったと思われれるが
このようなシステムに対して私は違和感を拭い去ることができない。
いうまでもなく、岐阜県も例外ではない。
それは、模擬試験の結果か、内申点か
塾がやるのか、中学校がやるのか、
はたまた、合格確約か、準確約なのか
多少の違いはあるかもしれないが
入学試験での学科試験が形骸化している可能性は
否定することはできない。
立場によってさまざまな事情があり
それぞれの関係者が「持ちつ持たれつ」の
絶妙な均衡を保っているしくみであるため
一概に偏った指摘を行うつもりは一切ないが
内申点が足かせとなって受験機会を
事実上失ってしまう中3生がいることや
合否がかかっていると信じて、真剣に学科試験の準備に
取り組んでいる受験生や家族がいることを
決してわすれてはならないだろう。
入学試験は
学習に対するふりかえりを与えるとてもすばらしいチャンス
同時に、心の発達も促すことが可能だ。
15の春のビッグイベントに
主人公であるプレイヤーを育てる視点も
大いに考慮してほしい。
(あやべひろあき)
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