【読書感想文・優秀作品】小学生の部(1)

夏期講習2015「感性ふくらむ作文講座」がいよいよ始まります。

毎年多いご質問は


「読書感想文ってどうやってかけばいいの?」


「どんな作品がいい作品なの?」


「だれに相談すればいいの?」


の3つです。

そこで、昨年度のコンクールで特選入賞されたみなさんにご厚意をいただき

作品を紹介させていただくことになりました。

優秀作品のよさを鑑賞し、困ったことがあったら気軽に相談してください。



患者さんが教えてくれた


水俣病と原田正純先生


水俣病と原田正純先生

外尾誠/文




私と人の向かい合う気持ち



笠松小 四年 多賀谷 妃女



 「水俣病」という公害病に、命をかけて向きあった原田正純先生がどれだけ悩み、どうすれば患者さんが、楽に生活ができるのかということが分かりました。

 私は、時々熱がでます。その熱もどんなに遅くても5日後には治まってきます。それに比べ、水俣病という病気は5日経っても一週間経っても治りません。経験がありませんが、水俣病になると辛い生活の毎日で、楽しい思い出も作れません。将来、看護師になったら少しでも楽になれるお世話ができればと思います。

どんなに治らない病気でも、患者さんと向き合う原田先生の姿に感動しました。

 私の将来の夢は、看護師になることです。病人やケガ人のお世話や手当をすることなので、原田先生のようなどんな病気にかかった人でも助けたいと思います。

 私が、この本を読んで、心に残ったことや感動が1つあります。それは、「水俣病」という公害病に、命をかけて向き合った原田正純先生がどれだけ悩み、どうすれば患者さんが、楽に生活をすごしていけるかということが分かりました。

 私は「原因がわかれば患者さんがたすけられるのに」と思いました。また、症状の現れ方は、主要な症状は、してしまった人を中心とするちかくしょうがい、しょうのう性運動失調、きゅうしんせいし、やきょうさく中すいせいちょうりょくしょうがいおよびこう音しょうがい(言葉の発音のしょうがい)です。また、母親がにんしん中にせっしゅしたメチル水銀が胎盤を経由してたいじに行い、はっしょうしたのがたいじ性水俣病です。脳性しょうにまひに似たしょうじょうを来すたいじ性の水俣病も、50名以上がかくにんされています。だから私は、将来の夢がかんごしなので患者さんのためにもやりたいです。原因はメチル水銀化加物水銀こういうことが起こらないようにしたいしもしおこってしまって世界中の人が水俣病になって生活がぼろぼろになってもう生きられないと思ってあきらめています。だから私はなおってほしいと思いました。

(1295字) ※学年は当時のままです。



【短評】


自分の身近な生活とくらべている点、将来の夢がはっきり描かれていて原田先生の姿と重ね合わせられている点がすばらしいと思いました。

小学4年生らしい、生き生きとした作文ですね。


本年度も小冊子にまとめる予定ですのでがんばって取り組みましょう!






2015年度小学部課題図書のお知らせ



エルと過ごした9か月


―盲導犬のたまごがくれたもの



エルと過ごした9か月―盲導犬のたまごがくれたもの

鹿目けい子著 国土社



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