【あやべレポート】
平成25年度岐阜県公立高校入試の動向予測
~特色化入試はどうなるのか?~ (8)
■入試諮問会は、こう答申すべきだ!
行政からの諮問に対して
「公務員」を中心とする諮問会。
一蓮托生の感は到底否めないが
「入試諮問会」の名に恥じないように
公益にかなった答申をしてほしい。
ここで答申に対する個人的な要望は以下の5点だ。
1 高校の特色化方針や方策を明確にすること
「求める生徒像」ばかりではなく
「育てる生徒像」も明確にする。
どんな高校にするのか
何をやろうとしているのか
を明示してもらう。
特色化を図るための
権限を委譲してもらうと
なお結構。
2 内申ウェイトは高校の裁量に一任すること
内申点がある程度設定されると
総じて「内申重視」に陥る可能性が高い。
内申ウェイトは高校の方針に基づいて
自由に決めさせるべきだ。
3 一般入試枠と学校独自枠の比率は高校の裁量に一任すること
独自入試をできる高校と
できない高校がある。
魅力的な特色をもつ高校もあれば
学校差を特色と呼んでいる高校もある。
定員比率は高校に一任し
かわりに「競争」を促進するべきだ。
4 入試制度の成果を継続的に公表すること
独自の入試制度が
どのような教育成果につながったのかを
客観的に評価して
継続的に公表する。
5 基準があいまいな入試は採用させないこと
おつきあいやお飾りの独自入試なら
やらないほうがずっとまし。
意図が明確で基準を明示できるような
入試にしてほしい。
少なくとも
「形式的な集団面接」の横並び
は回避するべきだ。
(あやべひろあき)