特色化入試はどうなるのか?(5)

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【あやべレポート】
平成25年度岐阜県公立高校入試の動向予測
 ~特色化入試はどうなるのか?~ (5)


■予測される新しい入試制度


予測1
入試の一本化


入試日程を3月12日前後に一本化する。
中学校は卒業式後になるので歓迎。
高校も大学入試後、就職・進学決定後になるので歓迎。
保護者や生徒も受験負担軽減のため歓迎。
今までの諮問会の流れをみても

「一本化ありき」

としても過言ではなさそうだ。


予測2
合格定員を「学校独自枠」と「一般入試枠」に分割


進学校の学力重視
低学力校の内申重視
スポーツ強化校の活動重視など
高校側のさまざまなニーズを反映できる

「学校独自枠」

と、
県下統一テストと調査書を
組み合わせて選抜する

「一般入試枠」

を並立させる。

「学校独自枠」で入試選抜に学校独自の裁量が担保される高校は歓迎。
「一般入試枠」で調査書が入試に組み込まれる中学校も歓迎。


予測3
学校独自の選抜方法をオプション


「学校独自枠」を設定する条件として
多元的に生徒を評価できる
学校独自の選抜方法を
入試に付加する。

県教委にとっては

≪失われた10年≫

を回避するための重要ポイントとなるので
ここは強く推奨。
一方、手間が増える高校や中学は微妙。
県教委への「おつきあい入試」の感が
ありありとうかがえる現制度から
脱却するためには

中学や高校にどれだけインセンティブを
与えることができるかどうかがカギとなる。


受験生、保護者は
よっぽど明確でわかりやすい基準を提示しなければ
オプションそのものを
複雑で分かりにくいものと難色を示すだろう。


予測4
二次募集の復活


入試を一本化すると
H13以前のような低倍率や定員割れの高校が
続出することが予想されるため
二次募集の復活は必至。

人気のない高校は歓迎。
スベリ止めの選択肢ができる中学校、受験生、保護者も歓迎。

一方で、私立高校にとってはかなり微妙な制度だが
中学校との間で談合入試が
「満開」である上に
立場的にも県の
「いいなり」であるのが実情なので
私立高校の言い分は
「議事録に残るだけ」の参考意見に留まるだろう。


(あやべひろあき)

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