今年の受験生にとっては
お盆に続いて2度目の受験生合宿
夏に比べると精神面、能力面で
ずいぶん向上した姿が見受けられました。
「お正月だというのに、塾で勉強だなんてかわいそう!」
なんていう周囲の声も聞こえてきそうですが、
このカツカツのスケジュールの中で、
終始、笑いや笑顔が絶えず
特訓を楽しむ余裕さえ見せる成長ぶり。
夏の合宿時では「感謝の時間(掃除)」への取り組みが
いい加減でいまひとつ。
「どうして掃除なんかしないといけないの?」などという
心無い意見もでる有り様でした。
そのとき
「自分がお世話になったものに感謝の気持ちをもてない人間は
勉強する資格はなく、そもそも学力も伸びにくい。」
「もともと才能があって、たとえ学力がついたとしても
あまり将来の役には立たず、むしろ身を滅ぼすだけ」
と叱責したのを覚えていたのか、
今回は自発的に、とても一生懸命取り組んでいました。
最後の決意式では、
まだ勉強に慣れていない中3生から
「勉強が嫌いになりました~」などという
悲鳴にも似た声があったものの
「大変充実した3日間でした」とか
「とても多くのことを学びました」とか
謙虚で素直な声も出てくるようになりました。
受験という機会を
「ただの点取りゲーム」として捉えるのか
「人間形成の場」とするのかで、
「本当に大きな違いが生まれてくるなぁ」
というのが私の率直な感想です。
「受験とは、プレッシャーやストレスとの戦いでもある。
真剣に取り組んでいる人ならだれでも、
つらくて、不安で、大変です。
だからといって、自分をコントロールできなくなり
支えてくれている周囲の人間のせいにしたり、
イライラして周囲の人間を不愉快にしたりと、
自己中心的な言動に終始するのではなく、
つらいときにこそ、あえて笑顔でいられるような
そんな強い人間になってください。」
とアドバイス(要望?)させていただき、
合宿を締めくくらせていただきました。
とても難しい課題ですが、
きっとこの子たちならできると信じています。
さあ、みんなで力を合わせて
「ラストスパート」を
全力で走りきりましょう!
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